もう愛情を求めない

父さんの話に共感するもんか。


身構えながら話を聞く。



「お金が無くなったって。
里親が言ってた。

お前はそれくらいしか価値がないんだって」


そう言うと2人は言葉を詰まらせる。


「続けてよ。
気を遣うなよ。
私を捨てたくせに」


2人はかしこまって座っているが、私はまだ彼らのいる部屋には入らず、ドアの方にもたれている。



「会社が不安定になってしまって、どうしようもなかったんだ!

父さんな、母さんに離婚しようと打ち明けたんだ。

離婚すれば2人に迷惑をかけずに済むって。