もう愛情を求めない

わかっているくせに。

快君がそんな忌避(きひ)する人間ではないことくらい。



「そんなこと言いに、私を呼んだんだ。

もういい。
私を1人にして。

辛かったでしょ?
私なんかと関わって。

もう大丈夫だから。

私は独りで生きていくから」


話はこれで終わりと言わんばかりに席を立つ私は、この部屋に一切近づかないようにする。



「勝手に1人で解釈すんなよ。
お前を呼んだのは、そういう理由じゃない。

そこの引き戸、引いてみろ。


話はそれからだ」