もう愛情を求めない

快君は友達に挨拶すると、私を連れて店の敷地内から出る。



「あーちゃん…

あいつらのノリに乗って、無茶なことするなよ」



照れている彼は、そう言って熱を冷まそうとしている。


「たまには私から快君に触れてみようと思ったから。


いつも私快君のすぐ近くで、ものすごくドキドキしているんだよ?」


何でだろう。


今この瞬間だけは、義兄のことを忘れていた。



「ハハハ、それは俺も同じさ」


同調してくれるのが更に嬉しい。