もう愛情を求めない

右手をそっと握ると、相手の目を見る。


すると視線を逸らすように逆の方に向かれる。


「おおおおおおおーー!」


「綾ちゃん、それでもいいよ!」


「本当、快斗は綾ちゃんにゾッコンなんだなぁー!」


3人の野次で、更に照れる快君。


照れ隠しをするのが大変みたいだ。


それに私だって、今は男の人たち側の人間だから。


「ほら、帰ろう?」


「お、おう……


じゃあまたな!」