もう愛情を求めない

それをただ…あなたが…勘違いしているだけだよ!」



キッパリと言うと、彼は納得したのか、胸倉を掴んだ手をようやく離した。



私も少し安堵の息をつき、体を起こす。



徐々に私との距離を離す彼。


勝ったんだ、義兄に。


もしかしたら大人になりきれていない大人には、勝てるのかもしれない。



「それで今日は…何のためにここに来……」


場所を移動するために立つ。


しかし勢いよく迫ってきた義兄は、壁に私の体を放り投げる。