もう愛情を求めない

すると義兄は得意な顔をして、私に返事をする。



「ふっ。 ちゃんと自己主張できるんだな。


お前に男の臭いがするんだよ。

それが証拠だ」



証拠を突きつけた彼は、優越に浸っている。


そんな証拠、簡単に無意味になるとも知らないで。



「男の臭い?
そんなの分からないじゃん。


大体私は接客業でバイトしているんだよ?


その過程でそれが沁みたかもしれない。