もう愛情を求めない

そう誘われる。



ふと目に入る勉強机には、教科書とノートが整頓されている。


本立てには参考書や教科書ばかり。


私は自然とそっちに足を動かしていた。



快君は私の行動を見ている。


「快君って……進学校に通ってるの?」


机の上に置いてある一番上の教科書をペラっとめくる。



そこにはマーカーで線を引いていたり、補足説明が書かれてある。


どのページもそうだ。


「まぁな。
親には大学出た方がいいって言われているから。