もう愛情を求めない

良かった。

これと言った理由で、嫌がられているわけじゃなくって。



それに…私達がこうして成長して、話し合えるとは思っていなかった。


心を許せば、少しは楽になることだってあるんだな。



そう思うと、私は快君に追いつくように小走りし、隣を歩いたのだった。



「じゃあまた後でな。
俺、帰りもまた迎えに来るから」


バイト先に着くと、別れの言葉がかけられる。


しかし快君は私の帰りまで付き添ってくれるらしい。



「ありがとう。
いいよ、帰りまで送ってくれるなんて。

今だってわざわざ送ってもらって悪かったのに…