もう愛情を求めない

それなのに快君は、私の身体を自分の方に預けさせるようにする。


肩に掛かる手、もう片方は私の手を握ってくれる。



それがまた嬉しくて、安心できる。


「俺は出来るだけ、あーちゃんが受けるはずだった愛情を注いでいくよ。

それに加えて俺自身の愛もあげる。


時間はかかるだろうけど、一緒にいよう。


あーちゃんはあーちゃんのままでいてね」



素直な私がよほど嬉しいのか、快君は私の体を大事そうに抱きしめる。



私もゆっくりと快君の腰に腕を回したのだった。



相手の心の温かさに感動したのか、私は涙腺が緩んでしまう。