もう愛情を求めない

私も誘われたが、断った。


また置いて行かれるんじゃないか、その不安が拭えないから。



風呂から上がると、私は義父の書斎に向かう。



初めて踏み入れる場所だ。



学生の期間に入ることができるとは、考えてはいなかった。


驚きと疑心を持ち、私は書斎をノックした。



「入れ」


貫禄を見せつけられ、オドオドしてしまう。



しかしいつもの優しい義父ではなかった。