もう愛情を求めない

教室では担任が連絡事項や、注意事項を告げている中、私は教室のドアを開ける。



何事かと気になるクラスメートを他所に、私は帰りの自宅を済ませたカバンを手に取り、担任には何も言わず、教室を出て行った。



「綾ちゃん??」


担任の呼び止める声を無視し、病院へと急いだ。



義母さんの病室に着くと、看護師が数人、彼女のいるベッドを囲んでいた。



「谷口さん、娘さんがいらっしゃいましたよ」



そこで見た光景は、今までに見たこともなかった。


医者がいないってことは、そういうこと…?