もう愛情を求めない

小走りしながら、お姉さんから離れる。



誰にも迷惑をかけるわけにはいかないから。


それから私は20キロはあるだろう道のりを歩くことを決めた。



このままどこかに行くことはできる。


だけどあの家から逃げ出して何もない自分に、何ができるのだろうか。



何も出来やしない。


ただ周りの自尊心を抉るだけ。


ふらふらした体を必死に動かしている人間を見た人は、何かをしないといけないという気持ちが起きる。


しかしいざ何かしてあげようと思っても、勇気が出ずに何もできないで終わる。