もう愛情を求めない

そんなことはわかっている。


拒むことも出来ず、一人後部座席に乗る。



ちなみに義弟は助手席に乗車だ。



一人の状態だけれども、ただこうして車に乗せてくれるのが嬉しかった。



ユラユラと揺れる車が、眠気を誘い込む。


自然と睡魔に蝕まれた体は、眠りの世界へと誘われるのである。



起きたその前に広がる景色は、未知で壮大だった。


どこだ、ここ。



「義母さん?」