もう愛情を求めない

私は言われた通り風呂掃除しているし、一言も彼と口を聞いていない。


怒られることはないと思いながら、湯船を磨く。



「アイツが話しかけてきたんだ!

無視しようとしたら、怖い顔でボクのこと睨んできて、怖くて怖くて…

無視できなかったよぉー」



何その嘘!?


反射的に二人の方に振り向いてしまう。


さっきまでいた義弟の姿はいなく、今彼はどこにでもいる小学一年生を装っている。