もう愛情を求めない

「ふっ。
お前もアホだよな。

でも見てておもしれーぜ。

これからも逃げずにここにいろよ」



小学一年生とは思えない口ぶりで、義弟が蔑んでくる。


もちろん彼にも妬みはある。


何であんたばかりがチヤホヤされるの。

性格は私より最悪なのに!

って。


しかし私は何も言い返せないのである。


だからただ睨むだけ。



「慎ちゃん、何話してんの?」


少しだけ声色を低くした義母さんが釘を刺しにくる。