もう愛情を求めない

谷口家と見られる家に上がる。


そして玄関から一人息子と思われる少年を、父親は呼ぶ。


「まぁ、まだ無理だろうな。

1歳過ぎで、まだ一度も立ったことがないんだからな。

ハッハッハ」



緊張している私を和やかにしてくれようとしてくれた父親。



母親も、父親も気さくな人みたいだ。



私は4歳ながらも愛想笑いを浮かべると、2人について行った。



「かわいぃー!」


ベビーベッドで寝ている私の義弟となる赤ちゃんを見て、感嘆する。