もう愛情を求めない

相手の顔を見ていられなくなった。


烏龍茶と偽って持って来られた飲み物から、一体私をどうしようと思ったのか。



予想していた通りこういう場は危険な所なんだと、改めて思い知らされる。



「やっぱり私、帰ります」


音を立てずに立つと、一礼する。


「ここで帰るとか、チョー空気悪い女だよ。

さぁ座って座って」


低い声で威圧されたかと思えば、左手を掴まれ無理矢理座らせられる。