もう愛情を求めない

痛みが落ち着き、体を起こす。


あぁ、頭がぼーっとする。


そしたら山中さんは、少しだけ私に顔を近づけた。


何?と思いながら、私は彼の目を見る。


「酒…飲まされたのか」


そう言うと彼は、私から視線を外し海の方を見た。



臭っただけでわかるってことは、私は相当飲まされたんだな。