もう愛情を求めない

今いる目の前の二人よりも、恐怖に怖気づいてしまう。


絶対暴力だけでは済まないだろう…


そんな考えをしていると、無意識のうちに身体が震えていた。


いつから震えていたのだろう。



私は震えに気づいてからも、山中さんの背中でそれを止めることができないでいた。


「ここで下ろせ」


男が山中さんにそう言うと、私は砂浜の上に下ろされる。