もう愛情を求めない

でもあの時と違う私は、もう快くんにさえ心を許さない。


一瞬彼を見ると、さっきの事を思い出した。


知らない女子を助け出していたこと。


『何かあったら、絶対ぼくが助ける!

あーちゃんに辛い思いさせないからな!』


そう言ったのは、その時の私を元気づけるための嘘だったのかな。


そんな考えを持つと、快くんに対して腹立たしくなってしまった。



「空手でも習ってるの?」