幅の狭い階段を上った先にある、重い扉を開けると響く爆音。 店の奥のステージで、誰かがラップバトルをしていた。 「てめー、やるな」 「お前も、しぶといな」 B-Boyスタイルの、俺より2~3年上だろう男と、白髪に近い金髪で強面の男が、互いに睨み合っている。 「やるか?」 「おうよ!」 さっきまでラップで勝負をしていたはずの2人は、なぜか互いにラップを繰り出しながら服を脱ぎ始めた。 客のボルテージは最高潮。ジャッジの軽快なトークが会場を盛り上げる。