「じゃあそれ、着て見せてよ」 「……え?」 「どっか遊びに行こうぜ。 ふたりで。」 ジリジリと太陽が照りつける。 日に焼けた肌から覗く、白くて綺麗な歯。 イタズラっぽい笑顔。 ソーダ味のアイスキャンディーが、溶けて、私の指を伝う。 「……あと20日も奈々に会えないの、耐えらんねえわ」 そんなこと言うキミの頬は、赤くて。 ぎゅん、って胸が締め付けて。