「俺、苺となら遠距離でも上手くいく気がするんだけど」 そんなことを言われたら、断れるわけなんてないじゃないか。 「はい、次に会うまでの分」 東京に行く前にくれた、大量の苺キャンディも。 私を不安にさせないための毎日の連絡も、嬉しかったのに。 前回貰ったキャンディが入っていた袋は、もう空だ。 「うー…」