「…可愛い」 耳元で囁いて、さくらんぼ色の唇を奪う。 「っ、」 恥ずかしそうに、でも嬉しそうに頬を抑える桜。 「悠くん、」 毒がまわるみたいに、急速に。 全身を支配するこの感情を、抑える理性なんか持ってない。 「もう1回して…?」 ああもう、キミが悪いよ。