【短編】ご主人様は生徒会長

「ほんまは俺の右横のちょっと後ろに立ってるのが普通やけど…まあええわ、お前も座れ」

そう言われて、空いてる席に座る。


「じゃ、新入生新入部員に生徒会の掟的なものを話そうと思う」


的な…って、そんな適当な。


「とにかく、生徒会長の言う事には絶対服従! それだけや」


…それだけ?


「特に平沢! お前は俺のメイドやから他の奴らよりも特別にもっと服従や」


もっと服従、って意味が分かりません。
と思ったけど、服従らしいので言えないでいた。


「あと、俺がこんなキャラって事は秘密な」


「どうしてですか?」


私がそう言うと、生徒会長の眉がピクリと動いたような気がした。


「秘密って言ったら秘密や。 いちいち追及してくんなカスが」


…言葉使いが更に悪くなってきてるのは気のせい、かな。

それからも生徒会長の話は続いた。

絶対服従に、秘密厳守。
それさえ守ってあとは仕事をこなしてくれればいいって事らしい。

お茶会が終わると、みんな帰っていく。
もうお昼だし、ケーキ食べたからってお腹は満たされないよな。


「おい、平沢」


「はい?」


「お前は残れよ」


絶対服従、それが頭に浮かんだ。
それとともに鳴るお腹の虫。


「昼飯やったら用意したる」


「残りますっ!」


やったやったー。
もうお腹ぺっこぺこなんだよなあ。