【短編】ご主人様は生徒会長

「平沢さん。 準備できたって大地、呼んできてくれる?」


立花さんにそう言われ、生徒会室に戻り、赤いドアをノックする。
中から声が聞こえてきたので、ゆっくりとドアを開けた。


「お茶会の準備出来ました~」


「お、もう出来たんか。 今行くわ」


生徒会長は席を立った。
それを見た私は、自分も隣の部屋に向かおうとした。


「おい」


「はい?」


呼び止められたので、振り向く。
なんか、怒ってるみたいな表情の生徒会長。


「メイドは、ご主人様が部屋を出るまでドアを開けて待っとく。 ほんでもってご主人様の3歩後ろを下がって歩くのが常識やろ」


…え?あ、そうなの?


「すみません…。 と、いうかメイドなんてほんとにするんですか? ただのお手伝いでいいんじゃ…」


「あかん」


ピシャリ、と言われた。


「だってそっちの方がおもろいやん」


とニヤリと笑った。

ねこ耳と、メイド服。
ほんとに私、こんな格好でいなきゃいけないの?

隣の部屋に付き、生徒会長から言われたとおり、ご主人様の椅子はひくこと。
と言われ言われた通りにする。

…って、なんで従ってるんだろう私。