長いテーブルと、椅子が6脚。
大きなテレビと小ぶりながらに高級感ただようテーブルにはゲーム機が置いてある。

大きくて長いソファーと、クッション。
どれも高級がって、お金持ちのおうちの、リビングって感じ。

…ゲームはなんか、ミスマッチかな?

その奥にはまた扉があって、料理室みたいだった。
食器棚もあって、お皿はどれも高そうな感じがした。


「ここに全部揃ってるから。 お茶会するときはここの隣の部屋のテーブルでするの」


「お茶会って、誰とするんですか?」


「生徒会メンバーとね。 あとふたり、会計と書記の子が来るから。 ふたりとも二年生ね」


他にもメンバーが居るんだ。
私はどんな人だろうとワクワクしていた。


「あ、そうだ。 立花さんと生徒会長って付き合ってるんですか?」


「…え?」


「あ、すみません。 失礼な事聞いて!」


「あ、ううん。 いいのいいの。 どうしてそう思ったの?」


立花さんは、驚いた顔から優しい顔に変わって、聞いちゃいけなかったのかなあと思ったけど、その顔を見てホッとした。


「だって、ファンクラブの部長してるうえに、副生徒会長だし、下の名前で呼び合ってるし」
「そうよね、よく聞かれるわ」


立花さんはクスクスと笑った。