「とにかく、今日からお前は俺のメイドや! そして、俺がご主人様! 分かったか?」


「えーと、あの…私まだ入るって言ってないんですけど」


「でも他に入る部活無いんやろ?」


それは、そうなんだけど。
でも、この格好は…恥ずかしいし。


「生徒会入ったら、お茶もお菓子も食べ放題飲み放題やで」


「食べ放題飲み放題…」


「ええやろ? 大阪やったらみんな食いつくキャッチコピーやで」


「入ります」


即決。


さっき飲んだアップルティーも美味しかったし。
そんなに食いつくとは思わなかったのか、生徒会長はビックリした顔をしていた。


「じゃあ、入部届けにサインしてな」


私は入部届けにサインをして、生徒会長に渡す。


「よし、これでお前は俺のメイドや」


生徒会長が、私のご主人様…。 
って、なんだろう、この展開。