それでもまだ南緒は、へらぁっと怪しく微笑んで。




「2人っきりってことは……あーんなこと、こーんなこと……たっくさん……ねぇ?」




……んなッ……!!



「あっ、顔赤くなったぁー!ふふっ、今ちょっと想像したでしょー?」



ニヤニヤ私を小突いてきた。



「バカ!そんなわけないっ」


「いーじゃんいーじゃん〜。キスとか……しちゃいなよぉ♡」



もー!うるさいっ!



「早く理科室行くよっ」



「またまたぁ〜」とか言ってまだニヤけてる南緒を置いて、すたすたと先へ行った。