それは危険なラブミッション


それを言うなら、男女分け隔てなく人気のある夕菜の形容詞だ。
万年モテ期。

こうして働いている間にも、店内のあちこちから夕菜への熱い視線を感じるほど。
事実、お客さんから何度も告白をされているらしい。

マスターが気が気じゃないという感じに話すのを何度も目撃しているのだ。


「いい素材を持ってるのに勿体ない。あとは魅せ方なんじゃないかな」


そんなことを夕菜に言われたのは初めてかもしれない。

高評価すぎることに変わりはないけれど、夕菜に言われて、不思議と自信が沸いてくる。

出来なかったら、そのときにまた考えればいい。
そう思うようになってきた。


かすかに痛む良心には目を瞑って、やれるだけのことはしてみよう。


「分かったわ、夕菜」

「やってみる?」

「うん……」


今の私には、それしか方法はない。
夕菜の言う通り、迷っている暇はないのだ。