「ルイのばかっ」
「――ばか? こうして迎えに来てやったというのに散々な言われようだな」
ルイは不機嫌そうに眉を吊り上げた。
3ヶ月だ。
3ヶ月も放っておいたくせに、どうして上から目線なのか。
そこがルイらしいといえば、それまでなのだけれど。
「電話の1本くらいくれたっていいじゃない」
「フランスと日本の往復で、それどころじゃなかったんだ」
「……飛行機で?」
「当り前だ。船で往復などしていたら、3ヶ月どころの話じゃないだろう」
「怖くなかったの?」
「莉夏と結婚するためだと思えば、そのくらいなんてことはない」
そんなセリフを今ここで言うなんて反則。
おかげで耳は真っ赤になるし、胸は早鐘を打つしで、身体が大忙しだ。



