「莉夏様にお会いになる必要はないと、皆様おっしゃられまして……」 言いにくそうに言葉を濁す。 「つまり、ボイコットというわけか」 握られたままのルイの手に力が入った。 「何とかお集まりくださるようお願いしたのですが……私の力不足です。申し訳ございません」 「……いや、西が謝ることではない」 認めてもらうどころか、会うことすらさせてもらえない。 私は、同じ土俵にも立たせてもらえないのだ。 ルイの親族にとって、私は東城寺ホテルの将来を脅かす敵と同等。 そう言われている気分だった。