それは危険なラブミッション


「伝言、ですか?」


それなら、携帯にでも直接連絡くれればいいのに。
わざわざ西さんを遣いによこさなくても。


「夕べは申し訳なかった、とのことでございます」

「あ、いえ……」


岬さんからホテルに呼び出された後のことだ。
ルイのマンションへ向かうはずが、途中で親族の方から急ぎの用件だという連絡が入ってしまったのだった。

一緒に朝を迎えるというプランは、なしに。
私はそのままもう一度Uターンしたリムジンで、自宅に送り届けられたのだ。
ルイと過ごす夜を勝手に妄想して舞い上がったのは、ほんの一瞬のこと。
すぐに通常モードに切り替えざるを得なかった。


「……あの……ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか?」


西さんを前にして違う方に飛んでいた意識。
それを一気に呼び戻された。


「何でしょうか?」

「ルイ様と莉夏様は、そういう御関係なのですか?」