西さんをつい引き合いに出してしまった。
私を追って来たんだと思ってもいいんだよね……?
「飛行機も、苦手なんていうレベルじゃないって」
「……だから何だと言うんだ」
憮然とした表情で私を見る。
「それって、つまり……その……」
さっきもらった勇気は一体どこへ。
ここから先が肝心だというのに、緊張が極限に達してしまいそうで唇が震える。
「何だ。早く言え」
なんて無茶な。
分かっていて言っているのなら、相当な意地悪だ。
「……私を……す、す、す……きってこと?」
「え?」
どもった言葉をルイに聞き直される。
本当に聞き取れなかったらしい。
ルイは大真面目な顔をして私の目を見た。



