「莉夏、行くぞ」
最後のソファをボケッと見送っていた私に、現金で支払いを済ませたルイが意味不明な言葉を発する。
「行くって……?」
一体どこへ?
首を傾げる私にルイが目を見開いた。
「俺の部屋に決まっているだろう」
「……え?」
どうして私が……?
「どこにどの椅子を配置するか、提案してほしい。あいにく、そういったことは苦手だ」
「……ルイの好きなように置けばいいと思うけど」
私の返答に眉を潜める。
気に入らない受け答えだったようだ。
「仕入れた責任者として、最後まで見届けるべきだ」
ルイという人は、どういう思考回路をしているんだろうか。



