それは危険なラブミッション


「自宅だ」

「……そんなにいくつも?」

「そこまで多いとも思えないが?」


そうか。
ルイの自宅なのだ。
私の部屋と同等に考えてはいけない。
きっと、私が想像もつかないほどの広さに違いないのだから。


「見た目以上に座り心地がよかったぞ」


そういえば、ルイがここへ2度目に来たときに、応接セット代わりに一人掛け用の椅子を使ったのだ。
座り心地をじっくりと堪能しているような様子は全くなかったけれど。


「早速運び出してもらおう」


早速って……。

ルイが店の出入口に視線を向けた途端、ドアを開けて2名の男性が入って来た。
呆気に取られる私たちを横目に、ルイの指示を受けて、あっという間にソファと椅子を運び出す。

外を窺ってみると、4トントラックが店の前に横付けされていた。
そこまで手配済みだったのだ。
用意周到すぎる。