「昨日の放課後にねボーッとグラウンドを見てたの! その時に…」 お昼に棗君に昨日あったことを話す。 棗君はもぐもぐと口を動かしながら頷いてくれる。 「なんか林道 可威っていう私と棗君より1つ下なんだけどその男子生徒にチビ、ブス、デブって~……!」 ううっと肩を落とす私に究極のとどめを刺したのは棗君で…… 「え? 知らなかったの? それあながち間違ってないけど。」 棗君は表情1つ変えずにそう言う。 な…棗君まで………っ!! 男の人って… デリカシーってものがないのかな…?