きっとあの時だよね
「はい」
「いつもは一緒に行かなかった買い物に行きたいって言って・・・指輪が欲しいって言い出したの」
・・・小学生の子・・・しかも男の子が指輪を欲しがるなんて不思議に思うよね
「でも宙がおねだりすることなんて、滅多にないから『どうして?』って聞いたの。そしたら『大切な女の子にあげて約束するの』って、必死に言ってくるから買ってあげたのよ。・・・小学生の宙にしたら少し高めの指輪を」
・・・ま、まさかこの指輪?
自分の首にかかっている指輪に視線を移した
「あ、それよ!宙に買ってあげた指輪・・・大切にしてくれているのね」
宙のお母様の話を聞いている間、宙は顔を真っ赤にしながら黙々とご飯を食べ続けていた
本人に言ったら絶対に怒られるから言わないけど、そんな可愛い宙が大好きだったりする



