「瑠衣!帰るぞ」


「うん!」


あのことがあってから、宙はより私に構うようになった


授業中も休み時間も関係なく私に構ってくる


それよりも問題は…



「あ、瑠衣!…また、絆創膏貼ってるのね?」


「誰に血を吸われたんだか(笑)」



宙に付けられた赤い跡…キスマークを絆創膏で隠したのだ


一回目はバレなかったが、二回目から音遠にも蓮華にもバレバレだった


って言うか、見えるところに付ける宙も宙だよ!


自分は困らないからって!


…恥ずかしいし…


はぁ…


「べ、別にそういうのじゃないから!」


一応、否定する

だって認めるの恥ずかしいし…


「嘘つかなくてもいいんだよ?(笑)」


「嘘じゃないから!」