「今日、冬夜がさぁ〜〜〜」

「へぇ…じゃあその時、彩翼くんは…」

「あぁ、あいつは〜〜〜」


2人だけで帰ることで今まで知らなかった宙のことや考え方を知ることが出来る


宙と話していると家に帰るまでがとても早く感じる


私の家と宙の家は方向が違って、かなり遠回りになってしまうのに、宙は絶対に家まで送ってくれる


そして今日もすぐに家に着いてしまう


「もう家に着いちゃった…ありがとう宙!…気をつけて帰ってね…」


寂しいけど宙を引き留めるわけにはいかない


名残惜しいけど、繋いでいた手を離した


「じゃあな」


そう言って数メートル歩いた所で”あ!”と言って、私の元へ戻ってくる


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