その日から冬夜とは気まずくなり、話さなくなった
そして、ある日の放課後
生徒会に入っていた私は、臨時会を終えて教室にカバンを取りに戻った
「〜〜〜〜」
「〜〜〜〜」
クラスの廊下まで来た時、教室の中で話している男の子の声が聞こえた
見つからないように少し近づいてみると、時騎とクラスメートの声だとわかる
「広瀬、可愛いよなぁ。学年のアイドルじゃん…お前、よくあの広瀬を落としたな」
「は?(笑)あんなの楽勝だったし」
時間が止まるような感覚に陥る
これは…誰?
「やっとお前も一途になったか?」
「ばーか、んなわけねぇだろ?隣に置いといて一番見栄えが良いからだよ。女の数がステータスだろ?(笑)」
私はあの人の何を見ていたの?
知らず知らずのうちに、頬に涙が伝った
廊下に誰がいるのか知らずに…



