次の日の放課後
学校で冬夜に呼び出された
「話ってなに?」
「…音遠、時騎と付き合ってるんだろ?…」
少しためらった後、冬夜は単刀直入に聞いた
「…うん」
「…別れろよ」
冬夜…?
学校で話すようになって、時騎のことを話したことは無かった
「…ど、どうしたの?急に…」
いつもの優しい笑顔じゃなく、真剣な顔
「急じゃない!…ずっと思ってた…俺、音遠のこと」
「いやっ」
最後まで聞く前に、私は冬夜の言葉を遮っていた
『嫌いだったんだよね』
なんて言われたら立ち直れない
時騎よりも冬夜に嫌われる方が怖かった
今になって考えたら、冬夜がそんなこと言うはずないのに
その後、私は逃げるように家に帰った



