お姫様は初恋中!?





目を覆っていた宙の手が離れ、宙の顔が視界に入る


「…俺のこと忘れて、違うこと考えてた罰」


「…あ、あははは…」


…またバレてる


考えてること顔に出てる…とか?



またもや自分の世界に入りかけた時


「ちょっと!そこのバカップル!最後の花火だよ」


音遠が呆れた顔でこっちを見ていた


「あ、うん…行こう」


私は宙の手を取って、4人がいる方へ歩き出す


私たちがみんなの元に着くと、蓮華がそわそわした様子で待っていた


「それじゃ、火をつけまーす」


早くやりたくてうずうずしてたみたい



ヒューーー


音を立てて花火が空へ上がっていく



…これからもこのメンバーで楽しく過ごせますように


流星じゃないけれど、花火に願いを込めてみる



私の願いをひそかに込めた花火が花を咲かせるように、空へと打ち上がる



打ち上げた花火が私の願いを聞き届けるかのごとく、空に輝く星のようにキラキラと輝いて静かに消えた