お姫様は初恋中!?





ずっと黙って聞いていた蓮華が突然、彩翼くんの言葉を遮った


「だから…」


うつ向いていた蓮華が彩翼くんに笑顔を向けた


「夢を…叶えて…」


そう言った蓮華の頬に一筋の涙が伝った


「蓮華…」


彩翼くんが蓮華の名前を呟いた


「…人を助けたいって…とっても、素敵な夢だと思う…。応援したいっ…っ。でもっ…離れたくない、よ。ずっと一緒だったんだもん。…っ…ぅっ」


蓮華は泣き出してしまう


「だからっ…、すぐに受け入れ…られなかった。でもっ…応援、するっ…。大好き、だから…夢の邪魔はしたくないっ。彩翼…ごめんね。こんなのが彼女で…本当にごめんね」


その瞬間、彩翼くんが蓮華を抱きしめた


「…俺の彼女が蓮華で良かった…。だから、こんなのとか言うな…俺こそ、ごめんな。不安にさせてごめん。…絶対会いに行くから」


「う、ん…」


やばい…見てるこっちまで、泣きそうになるくらい感動する場面


…隣からの視線を感じる



「…なんで瑠衣が泣きそうなんだよ…」


隣には不思議そうにこっちを見つめる宙


「だ、だって…良かっ、た…」


優しく微笑んだ宙が頭を撫でてくれる



「ふっ…はいはい(笑)」



蓮華、良かったね