それを見て、女は瑠衣に向き直る
「えっと…瑠衣、ちゃん…だったかな?…助けてくれてありがとう。それと、友達がごめんね…たぶん、羨ましかっただけだから…。瑠衣ちゃんと彼氏さん、とってもお似合いだよ」
その女は瑠衣に笑顔を向けた
「私も…助けてくれて、ありがとう。…カッコ良かった」
瑠衣も泣き笑いのような笑顔を見せた
一段落したのを見て、瑠衣の腰にタオルを巻いて抱き上げた
最近流行りの”お姫様だっこ”ってやつ
「え?…きゃっ」
うっわ…こいつ軽すぎねぇ?
『ちゃんと掴まってろ』
瑠衣の耳元でささやく
コクッ
瑠衣が頷いたのを確認して、女に向き直る
「瑠衣を助けてくれてありがとな…助かった」
そして、背を向けて歩き出す
「宙…」
そう呟いたかと思うと、俺の首に腕をまわして体をあずけてきた
とりあえず、人のいない砂浜まで移動して瑠衣を降ろした



