「え?…何この人!超イケメンじゃん!」
1人の女の子が宙を見て言った
ズキッと心臓が音を立てる
「この人達が助けてくれたのよ」
夏香さんがざっと説明している
それを聞いた後、こちらに向き直した
「夏香を助けていただいてありがとうございます。…お礼をさせて下さい」
1人の女の子が上目遣いで宙を見る
またズキッと心臓が鳴る
「それがいいわよ!私たちとご一緒しませんかぁ?」
さっきと声が変わった女の子の声が私を不安にさせていく
宙も困っているけど、気をつかっていて断れないみたい
その間にも女の子たちが空の腕に自分の腕を絡ませようとしている
もう見てられない
私の宙に触らないで…
私はいてもたってもいられず、女の子と宙の間に飛び出した
怖くても、恥ずかしくても、惨めでも
宙だけは渡せない



