男の人の声が聞こえてきて、目を開いてみると、宙がものすごく怖い顔で私の横に立っていた
「…俺の女に触ろうとしてんじゃねぇよ…」
私が言われているわけではないのに、こっちまで震えそうなほど怖い
あまりの迫力に怯んだのか、何も言わずに去っていった
「…おい…瑠衣……」
そして、怒りの矛先が私へと向く
「何してんだ?…」
絶対怒ってる…でも、間違ったことはしていないと思う
「…私じゃどうにもならなかったかもしれないけど…助けたかったの。…間違ったことはしていないと思ってる…でも、心配かけてごめんなさい…」
「…はぁ〜…」
宙が長いため息をついた
…どうしよう、呆れられちゃったかな…
目頭が熱くなる
「ったく…お前には敵わねぇな…そんな事言われたら、怒るにも怒れねぇじゃん…」
宙が笑顔を見せた



