「瑠衣ー!そろそろ、髪型をセットするわよ」
「はーい」
今日はいよいよ花火大会
お母様が髪型をセットしてくれて、浴衣も着せてくれる
それはきっと私に元気がないから
「今日は誰と行くの?」
「蓮華と音遠と一緒に」
きっとそれぞれ彩翼くん、冬夜くんと一緒に行くはずだっただろう
それなのに、私と行くと言ってくれたのだ
「そう。それは楽しみね」
「うん」
笑顔を向けた
それを見て、お母様も笑顔を返してくれる
「今度、お友達と家でお泊まり会でもしたらどう?」
「…!うん。今度、誘ってみる」
蓮華と音遠とお泊まり会だなんて…
考えただけでも楽しそう
私は想像して笑顔になっていた
私の笑顔をお母様が嬉しそうに見ていたことは気づかずに…



