「……」
でも、2人は納得していないようで…
「瑠衣…」
「…っ、ごめん、今日は帰るね」
視界がゆがみ始め、涙が零れないうちに音遠の家を飛び出した
家の近くの公園のあたりに差し掛かった時
公園のベンチに見たことがある人影があった
あの子…
そこには、あの女の子がいた
涙を拭い、知らないふりをして通り過ぎようとした
「あ、瑠衣さん?」
相手は私に気付いたらしく、声をかけられる
今、1番会いたくない人
「えっと…」
「はじめまして。水谷 彩(みずたに あや)と申します。」
笑顔を向けてくる
「は、はじめまして…。」
「あ、そう言えば」
水谷さんが、嬉しそうに話し出す
嫌な予感がする
…聞きたくない
「宙様に告白されましたの」
っ…
殴られたような衝撃だった
耳を塞ぎたい衝動に駆られる
だが、水谷さんの言葉は止まらない



