宙から離れることが私にとっても、宙にとっても1番いいことなんだ


無理やりに自己完結して考えるのを止めた



そうでもしないと、宙の優しさを思い出してしまうから



〜♪〜♬*゜


着信音が流れた


画面には『蓮華』の文字


深呼吸をして、電話に出た



「もしもし…」

「もしもしー、瑠衣?」


いつもより元気がない

そう感じたのは私の気のせいだろうか


「うん。どうしたの?」


「夏休み中に、イベントがあるって連絡が回ってきたよー」